2008年8月22日金曜日

[SQL_Server]bcpユーティリティと「xp_cmdshell」の利用。

【目的】ストアドから、SELECT結果をファイル出力してみよう。

ってコトで、調べつつ組んでみた。
結論から言うと、「xp_cmdshell」は権限がなくて使えなかった。
(ローカルの SQL Server ではなくて、共有のテストサーバーを利用しているので、権限変更できない)

でも、折角なのでメモ。

--*--* bcpユーティリティ
 「bcpユーティリティは、一度に1つのテーブルを処理するコマンドラインユーティリティです。」
 と説明されています。
SQL Server 2005 ストアドプロシージャプログラミングに書いてある。


 この「bcp」を使うと、DBのテーブルからデータをテキストファイルにエクスポート(出力)することが可能。
 また、ファイルからDBにインポートすることも可能らしい。(試していない)
 bcpユーティリティ詳細(MSDN)


 1. 先ず、基本的な形のコマンドを流す。

--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--

-- 特定テーブルを一括出力

bcp database名.schema名.table名 out "ファイル出力先パス(ファイル名)" -U username -P password
 ↓
bcp dbHoge.dbo.tbHuge out "C:\ListBackUp.csv" -U sa -P hogehoge

--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--


 上記は、
 dbHogeというデータベースのdbo(デフォルトのスキーマ名)というスキーマにある、
 tbHuge
というテーブルのデータを、SQL ServerのあるPC(ローカル)
 【C:\】ドライブ直下に『ListBackUp.csv』というファイル名の CSVファイルに出力する。
 ちなみに、指定したファイル名のファイルが既に存在すれば、内容を上書き(元の内容は削除)
 して、存在しなければ新規に作成して書き込んでくれる。

 ローカルではなく、ネットワーク上の SQL Server とデータをやりとりするには、
 「-S」オプションをつけてサーバを指定する必要がある。
 この場合のファイル名は、コマンド発行したPC(自分のPC)のパスを指す。

--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--


bcp dbHoge.dbo.tbHuge out "C:\ListBackUp.csv" -S 192.168.xx.xx -U sa -P hogehoge

--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--


 オプションは他にも色々ある。必要に応じて追記したらいいと思う。
 詳細はMSDNで。

 2.上記のコマンドを実行すると、出力形式について対話形式で確認が行われる。
  指定したテーブルのフィールド数分。

  確認される質問は以下な感じ。アタクシがやってみた例。

--------------------------------------------------------------------------------
"フィールド cColA [nchar] のファイルストレージ型を入力してください"
 ⇒「nchar」と入力してEnter押下
"フィールド cColA [1] のプレフィックス長を入力してください"
 ⇒「1」と入力してEnter
"フィールド ターミネータ [none] を入力してください"
 ⇒何も入力しないでEnter
--------------------------------------------------------------------------------


 ↑は、フィールド一つ分の確認。これが1セット。
 指定したテーブルのフィールドが10個あれば、これが10回繰り返される。
 「ファイルストレージ型」と「プレフィックス長」については、フィールドのデータ型
 などで変わるので、全て同じではない。

 3.この確認が終わると、最後の質問がある。


--------------------------------------------------------------------------------
"このフォーマット情報をファイルに保存しますか? [y/n]"
 ⇒「y」と入力してEnter、もっかいEnter
--------------------------------------------------------------------------------


 すると、ファイル出力先に指定したパスに、「ListBackUp.csv」と「bcp.fmt」という
 ファイルが作成される。
 「ListBackUp.csv」を開いてみると、思ったようにきれいにはデータはできていない。

 4.これを整形するために、「bcp.fmt」を編集する。

  「bcp.fmt」をメモ帳(NotePad)で開く。

============================================================

9.0
5
1 SQLNUMERIC 1 19 "" 1 cColA Japanese_CI_AS
2 SQLNUMERIC 1 19 "" 2 vcColB Japanese_CI_AS
3 SQLTINYINT 0 1 "" 3 tiColC ""
4 SQLDATETIME 0 8 "" 4 dtColD ""
5 SQLNUMERIC 1 19 "" 5 cColE Japanese_CI_AS

============================================================

 ↑さっき、上記の対話確認の結果作成された内容(らしい)。

1行目 :「9.0」 ⇒ バージョン
2行目 :「5」フィールド数
3行目~:フィールドの出力形式

 3行目以降に各々色づけしたのは以下の説明のため。

●1 ファイルでの、フィールド番号
●2 フィールドの データ型
3 フィールドの プレフィックス長
●4 フィールドの データサイズ
●5 フィールドの 終端文字
6 DBテーブル内での、フィールド番号
●7 DBテーブル内での、フィールド名
8 フィールドの 照合順序

 正直、「nchar」と入力した項目(1, 2, 5) が『SQLNUMERIC』となっているのは
 よくわからん。なぜにニューメリック。

 とにもかくにも、コレを以下のように編集と思うように出力される(た)。
 太文字

============================================================

9.0
5
1 SYBCHAR 0 19 "," 1 cColA ""
2 SYBCHAR 0 19 "," 2 vcColB ""
3 SYBCHAR 0 1 "," 3 tiColC ""
4 SYBCHAR 0 8 "," 4 dtColD ""
5 SYBCHAR 0 19 "\r\n" 5 cColE ""

============================================================

 フィールド番号1~4 の終端文字を「,」にしたのは、 CSVファイルにしたかったから。
 好きなものにしたらいい。
 フィールド番号5 は、改行コード。データ1行毎に改行したいので。

 6.編集したファイルを名前を付けて保存する。
  名称は仮に『OutputList.fmt』にする。保存先はCドライブ直下。

 7.編集した『OutputList.fmt』をフォーマットオプションで指定して、データ出力してみる。

--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--


bcp dbHoge.dbo.tbHuge out "C:\ListBackUp.csv" -f
C:\OutputList.fmt -U sa -P hogehoge

--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--


ちょっと中断。編集中。

 テーブルの一括出力だけでなく、オプションでクエリを利用することも可能。
 ほしいデータだけを出力できる。
 ワタクシが使ってみたのは以下な感じ


2008年8月6日水曜日

[SQL_Server]レコードが○件以上あり、かつ□日以上経過したレコードの抽出(削除)

こんな要望がありました。

 操作ログを、一定期間で削除して欲しい。
 でも、レコードが100件以内だったら、一定期間が経過していても、
 そのユーザーのレコード(操作ログ)は削除しないでほしい。

ちなみに、この対象テーブルには「No列」のようなものはありません。
前回【ROW_NUMBER()を使ってみる】で使用したテーブルです。
これです。

--*--* 操作ログテーブル *--*--*--*--*--
テーブル: tbOperationLog -- 操作履歴を格納するテーブル
 カラム: dtOperation DATETIME -- 操作日時
      cUserID NCHAR(8) -- 操作ユーザーID
      cProgramID
NCHAR(8) -- 操作画面ID
      vcContents
NVARCHAR(2) -- 操作種別コード
--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--


で、前回の「ROW_NUMBER()」が登場するワケです。
とりあえず、こんな感じで。
いきなり削除しちゃうのはアレなんで、まずは抽出してみる。
抽出結果が、「削除したいものである」と確認できたら、
01行目の 'SELECT *''DELETE' に直せばOK。

※エディタな感じで 行に番号付けてみた。

------------------------------------------------------------------------------------------
01: SELECT *
02: FROM
tbOperationLog
03: WHERE EXISTS( SELECT *
04: FROM ( SELECT ROW_NUMBER() OVER( PARTITION BY cUserID
05: ORDER BY dtOperation ASC ) AS RNum
06: ,dtOperation
07: ,cUserID
08: ,cProgramID
09: ,vcContents
10: FROM tbOperationLog ) Obj
11: WHERE tbOperationLog.cUserID = Obj.cUserID
12: AND tbOperationLog.dtOperation = Obj.dtOperation
13: AND Obj.RNum > 100
14: AND DATEDIFF( DAY, Obj.dtOperation, CURRENT_TIMESTAMP ) > 90 )
------------------------------------------------------------------------------------------


解説:
1つ目のポイントは、03行目の「EXISTS」で条件を指定しているトコロ。
-- というか、要件を満たす条件を指定するには、と考えたトキ、この方法しか思いつかなかった。

2つ目のポイントは、03-10行目で「EXISTS」の条件を、更にサブクエリにしているトコロ。
先ずサブクエリ(04行の「SELECT~」-10行目)で、
仮想の行番号を「ROW_NUMBER()」で付与してテーブルを作ってあげる。
この時点で、ユーザー毎に日付順で行番号が配される。(詳しくは前回を参照)

で、このテーブルを「EXISTS」の条件で SELECTして、
WHERE句」条件(13行目)で仮想の行番号を指定( Obj.RNum > 100 )する。
こうすることで、100件以内のレコードは条件より外される。

-- ちなみに、サブクエリとして使用しないと、仮想の行番号を「WHERE句」に指定することができない。
-- ソコで初めて作成されるのだから、このQuery内では条件には使えないよね。

あとは、「DATEDIFF()」関数(返り値はINT)で削除期間を指定してあげる。
上記の場合、
DATEDIFF
( 日付を, Obj.dtOperationから, 本日日時を引いた ) 数値が、'90' より大きい( > 90 )
なら、という条件になる。


Query一発でできるなんて、ステキング。

 
 
 
 

[SQL_Server]ROW_NUMBER() を使ってみる。

SQL Serverでは、'2005'から「ROW_NUMBER()」という機能(関数)を実装したらしい。
私は使ったことないが、Oracleのソレと同じ(?)ようなものみたい。

MSDN⇒ ROW_NUMBER (Transact-SQL)

簡単に言うと、「ROW_NUMBER()」は SELECT した結果(レコードの集合)に対して、
指定された条件で順位付けして番号を振ってくれる便利関数。
ちなみに、「OVER()句」とセットで使用。条件は、この「OVER( 条件 )」に書く。


先月より触り始めた SQL Server の Stored Procude で、これを使う機会がありそうなので、
ちょいと練習で使ってみた。
以下は、操作履歴テーブル【tbOperationLog】を条件なしに(全件)抽出したもの。
※ここで使用するテーブル、カラムはあくまでサンプル。


テーブル: tbOperationLog -- 操作履歴を格納するテーブル
 カラム: dtOperation -- 操作日時
      cUserID -- 操作ユーザーID
      cProgramID -- 操作画面ID
      vcContents -- 操作種別コード


サンプル その1:
SELECT ROW_NUMBER() OVER( ORDER BY dtOperation ASC ) AS 'RowNum'
,dtOperation AS 'Date'
,cUserID AS 'uID'
,cProgramID AS 'pID'
,vcContents AS 'Code'
FROM tbOperationLog
-- ORDER BY vcContents
;

結果:
RowNum
Date uID pID Code
-------- ------------ ----------
---------- ----
1 2008-01-06
BLOSSOMS A2008085 00
2
2008-02-14 BLOSSOMS C2008086 01
3
2008-03-04 BLOSSOMS A2008085 02
4
2008-06-26 SAKURA39 A2008085 02
5
2008-07-19 BLOSSOMS C2008086 03
6
2008-07-19 SAKURA39 C2008086 03
7
2008-07-27 SAKURA39 C2008086 00
8
2008-08-02 SAKURA39 C2008086 01

解説:
「ROW_NUMBER()」は、直後の「OVER( ORDER BY dtOperation ASC )」を条件に順位付けを行う。
サンプル1 では『操作日時( dtOperation )』の昇順( ASC )で順位付けを行った。

ちなみに、コメントアウトで無効にしている最終行の【ORDER BY vcContents】を有効にすると、
順位は「OVER()句」で指定された条件で行われるが、表示される順序がこっちで行われる。


結果:(外側のORDER BY を有効にした場合)

RowNum    Date          uID         pID         Code
-------- ------------ ----------
---------- ----
1 2008-01-06 BLOSSOMS A2008085 00
7
2008-07-27 SAKURA39 C2008086 00
8
2008-08-02 SAKURA39 C2008086 01
2
2008-02-14 BLOSSOMS C2008086 01
3
2008-03-04 BLOSSOMS A2008085 02
4
2008-06-26 SAKURA39 A2008085 02
5
2008-07-19 BLOSSOMS C2008086 03
6
2008-07-19 SAKURA39 C2008086 03


で、条件指定にはもう少し便利なものがある。
「PARTITION BY」というもの。
「ORDER BY 句」の直前に指定する。
私もコレは初めて知ったものなので、とりあえず使ってみる。

サンプル その2:
SELECT ROW_NUMBER() OVER( PARTITION BY cUserID ORDER BY dtOperation ASC ) AS 'RowNum'
,dtOperation AS 'Date'
,cUserID AS 'uID'
,cProgramID AS 'pID'
,vcContents AS 'Code'
FROM tbOperationLog
;

結果:
RowNum
Date uID pID Code
-------- ------------ ----------
---------- ----
1 2008-01-06 BLOSSOMS A2008085 00
2
2008-02-14 BLOSSOMS C2008086 01
3
2008-03-04 BLOSSOMS A2008085 02
4
2008-07-19 BLOSSOMS C2008086 03
1
2008-06-26 SAKURA39 A2008085 02
2
2008-07-19 SAKURA39 C2008086 03
3
2008-07-27 SAKURA39 C2008086 00
4
2008-08-02 SAKURA39 C2008086 01

解説:
「PARTITION BY」を指定すると、順位付けを行うグループを設定できる。
サンプル2 は「操作ユーザーID( cUserID )」内で、『操作日時( dtOperation )』の昇順( ASC )に順位付けを行った。


もちろん、「ORDER BY 句」は降順( DESC )の指定もできますよ。

 
 
 
 

2008年6月16日月曜日

[その他]--Firefox3「Download Day」

Firefox(ブラウザ)がNewバージョンの「3」を公開するようです。
明日。

で、24時間内の世界中でのダウンロード合計数で、ギネス登録を目指すらしい。
そして、アタクシはこのイベントに参加しております。
面白そうだったから。

以下のような方は、是非ともダウンロードしてみてください。
・「Google最高っ」な人。
・「Firefox好いよね」な人。
Firefoxに興味がある人。
・ブラウザを自分好みにカスタマイズ(UI、操作感(プラグイン)など)したい人。
・IEしか使ったことがない、好奇心旺盛な人。
他のブラウザに飽きた人。
ギネス登録に参加してみたかった人。
イベント好きな人。
レッサーパンダが好きな人。


ダウンロードは簡単ですから。
もちろん、「オレはIE命なんだーっ」という方は無理にダウンロードすることもないのです。

▼クリックしてみたってください(即ダウンロード、ぢゃないです)▼
Download Day - Japanese

[MySQL]--SELECTで文字化の対応。

【目的】CONCAT()関数で日本語を連結して、文字化したトキの対処。


●切っ掛け
 以下の様に、CONCAT()関数を使用して文字を連結して、SELECTで抽出してファイルに出力したら、文字化けした。
      *MySQLマニュアル:文字列関数

 (各カラムの値: a.intA = 1, a.intB = 2, a.intC = 3 )
 [修正前SQL] SELECT CONCAT( a.intA, '年 ', a.intB, 'ヶ月 ', a.intC, '日' )
      FROM DataTbl a
 [実際の結果] 1蟷エ2繝カ譛・譌・
 [欲しい結果] 1年 2ヶ月 3日

 で、ネットで検索して解決したので、メモっとくのです。


○解決方法
 1.先ず、CONCAT()関数を使用しているカラムの文字セットを確認。
   文字セットの確認は、CHARSET(str)関数を使う。
   CHARSET()関数は、'str'の文字セットを返してくれる関数。
      *MySQLマニュアル:情報関数

   [SQL] SELECT CHARSET( CONCAT( a.intA, '年 ', a.intB, 'ヶ月 ', a.intC, '日' ) )
   [結果] binary

   文字列(型)で返してほしいのに「binary」という結果。
   なので、型を文字列型にキャストすることにした。

 2.integer型⇒char型へキャストして、連結する。
   キャストには、CAST()関数を使用。
   CAST()関数は以下のように使用する。
     CAST( 変換する値 AS 変換したい型)
      *MySQLマニュアル:キャスト関数と演算子

   ちなみに、各値に対してキャストする必要がある。
   CONCAT()毎括ってキャストしようとしても、エラーになる。
   [例SQL] CAST(CONCAT( a.intA, '年 ', a.intB, 'ヶ月 ', a.intC, '日' ) AS CHAR)
   これはエラーを返される。

   で、以下のように修正。

   [SQL]SELECT CONCAT( CAST( a.intA ) AS CHAR, '年 ', CAST( a.intB ) AS CHAR, 'ヶ月 ', CAST( a.intC ) AS CHAR, '日' )
     FROM DataTbl a
   [結果]1年 2ヶ月 3日


   うん。思うとおりの結果。各値毎にキャストするのは、ちょいと面倒ですけど。
   念のため、CHARSET()関数で文字セットを確認。

   [SQL] SELECT CHARSET( CONCAT( CAST( 1 AS CHAR ), '年 ', CAST( 2 AS CHAR ), 'ヶ月 ', CAST( 3 AS CHAR ), '日' ) )
   [結果] utf8

   OK。
 
 
 

2008年6月13日金曜日

[MySQL]--抽出テーブルに行番号を付ける

【目的】SELECTした抽出結果に、行番号のフィールドを付加する。


-----------------------------------------------------------
SET @i:=0;
SELECT @i:=@i+1 AS 'No',
clmA,
clmB,
clmC
FROM tblHoge
WHERE ・・・・・
------------------------------------------------------------



「SET」のクエリと、「SELECT」のクエリを流す形。
①先ず、「SET」で変数『@i』に'0'をセットする。
②「SELECT」で、変数『@i』のカラムを指定し、インクリメント(@i:=@i+1)するようにする。
 ただし、他のカラムは「*」では取得できないので、抽出したいフィールド名を指定する。

 
 
 

2008年5月21日水曜日

[vc2005] -- DataTable.Computeメソッドの利用。 (Sum()のみ)

 これ見るときは、下の『[vc2005] -- カラム名&型の設定』と併せるとちょっぴり幸せかも。

 以下のコードに登場する『dtSetTable』は、既に宣言されているDataTable。



// 総合計行追加DataRow dtTotalRow = dtSetTable.NewRow();
dtTotalRow[0] = "総合計"; // 名称
int k = 0;
foreach (DataColumn col in dtSetTable.Columns)   // 列数分、
{
    if (k != 0)
{
dtTotalRow[k] = dtSetTable.Compute("Sum(" + col.ColumnName + ")", null); // 集計。条件はなし
    }
k++;
}
dtSetTable.Rows.Add(dtTotalRow); // テーブルに総合計行を追加
 
 DataTable.Computeメソッドについて:
  細かい事(型の種類とか、条件の設定とか)はMSDNに記載されているので記載しない。
  自分が使ったとこだけメモ。

   DataTable.Compute("Sum(ColumnName)", filter)
   ↑これで、対象データをSumしてくれる。

   「filter」は「式で評価される行を制限するフィルタ」と、MSDNに書いてある。
   「filter」を指定しない場合は、「null」で動いた。(vb2005なら「Nothing」)。

   Sum()以外でも、Count()などのよく利用されるものは用意されている模様。
   ちなみに、文字列で指定しないといけない。(""で括る。)
   「filter」も、利用するときは文字列にしないといけない。

   そして、この集計関数を利用する場合は、DataColumn の型指定が正しくないとダメ。
   (intとか。stringぢゃ計算しちくりんばい)
   アタシも何度怒られたことか・・・VS2005に。
 
 
 

[vc2005] -- DataTableのカラム名&型設定。

 自分、VBに慣れ親しんできたんですが(といっても数ヶ月)、VCアプリの修正頼まれまして。。。
 同じ「.NET」利用でも、構文の書き方が若干違うので戸惑う。


【目的】作成した DataTable へ、新しいカラム(列)を追加する。
 以下のコードについて:
  自作関数にて取得した DataTable (コード内:dtGetData)から、新しい DataTable (コード内:dtSetTable )へデータをコピーすることが目的のコードの一部。
  上記にあたり、列名も同じくコピーしようってトコロ。

 ※コードに登場する Get_DataTbl() は自作関数。返り値はDataTable。
  ここではこの関数の詳細は記載しない。



DataTable dtGetData = new DataTable();
DataTable dtSetTable = new DataTable();

// DataTable 取得&保持。
dtGetData = Get_DataTbl();

// 列(名)設定。
dtSetTable.Columns.Add("年月"); // 一つ目のカラムを設定
foreach (DataColumn Col in dtGetData.Columns)
{
// ↓駄目なやり方。(最初にかいたコード)
//string strCol = Col.ToString();
//dtSetTable.Columns.Add(strCol);

// ↓MSDNに載っていた方法。
DataColumn dtCol = new DataColumn(Col.ColumnName); // 新しいDataColumnを作成し、カラム名を設定する
dtCol.DataType = System.Type.GetType("System.Int32"); // 作成したDataColumnの型を設定する
dtSetTable.Columns.Add(dtCol); // 作成したDataColumnを、テーブルに追加する
Console.WriteLine("[Debug--ColumnName]" + dtCol.ColumnName); // デバッグ出力(カラム名)
}



●補足
 「駄目なやり方」の方法だと、列名は設定できるけど、型の設定ができない。
 型の設定はなくてもいいときは、一応これでも動くことは動く。
 ※でも色々間違ってる。
  ・文字列型で宣言しているし、
  ・カラム名の取得を「.ToString()」で無理やりしてる。

 ただ、今回どうしても型を設定したかった。
 ここにコードは載せていないが、上記コードを含むプログラムで行っている内容が

  1.取得した DataTable『dtGetData』から、
   新しい DataTable 『dtSetTable』へデータをコピーする処理を12回繰り返し、
  2.dtSetTable に溜めたデータを列毎に集計して「総合計」として最終行に追加する。

 というもので、この集計の際に【DataTable.Compute メソッド】を使いたかったのよ。
 【.Compute メソッド】さん、便利関数。Sum() とかCount() とか Max() とか、手軽にやってくれる。
 あ、これもメモっとこう。次で。

[vb2005] -- 継承コントロールの作成_その3。 (利用)

 作成した自作コントロールを、実際に別のアプリで利用してみる。
 ※アタシは結構これに悩んで調べてわからなくて、
  試行錯誤の上やっと利用方法がわかったのでメモるのです。


 以下では、自作したコントロールのdllファイル名を、仮に『hoge.dll』とする。

①ファイル追加
1.新規に作成したプロジェクトの、ソースファイルディレクトリにビルドしてできた「hoge.dll」ファイルを入れる。
2.プロジェクトを開いてソリューションエクスプローラを確認すると、ディレクトリに追加した「hoge.dll」が表示される。
  アイコン(?)は点線な感じ。 この時点では、まだ「hoge.dll」を参照できていない。
  (ファイルはいるけど利用できない状態。)
3.ソリューションエクスプローラの「hoge.dll」にカーソルを当てて、右クリック。
4.メニューが表示されるので【プロジェクトに含める(J)】をクリック。
5.このプロジェクトに「hoge.dll」を追加完了。


②参照設定
1.ソリューションエクスプローラの【参照設定】にカーソルを当てて、右クリック。
2.メニューが表示されるので【参照の追加(R)】をクリック。
3.『参照の追加』が表示されるので、プロジェクトに含めた 「hoge.dll」を選択して[OK]を押す。
4.追加した「hoge.dll」を参照する設定完了。


③アイテムの追加
1.ツールボックスで右クリック。
2.メニューが表示されるので【アイテムの選択(I)】をクリック。
3.『ツールボックス アイテムの選択』が開くので、[参照(B)]を押す。
4.プロジェクトに含めた 「hoge.dll」を選択して[OK]を押す。
5.[OK]を押す。
6.hogeコントロールの追加完了。
  基底のコントロールと同じように利用できるようになる。


※注意
 もしかしたら、上記には無駄があるかもしれない。
 色々弄りながらやっと辿りついたもんで。。。
 でも、これ全部やって使えるようになったんだよね。

[vb2005] -- 継承コントロールの作成_その2。 (デバッグ)

 部品の動作を確認するためには、部品単体ではできない。
 このため、デバッグ用のプロジェクトを同じソリューション内に作成する必要がある。
 このデバッグ用プロジェクトのフォームへ作成した部品を貼り付けて、やっと動作確認できるようになる。


①デバッグ用プロジェクトの作成
1.ソリューションエクスプローラで「ソリューション’ソリューション名’」にカーソルを当てて、右クリックする。
2.メニューが表示されるので【追加 -> 新しいプロジェクト(N)】をクリックする。
  『新しいプロジェクトの追加』が表示される。
3.「Windows アプリケーション」を選択。
  プロジェクト名を入力して、[OK]を押す。
4.ソリューションエクスプローラにプロジェクトが追加され、このプロジェクトのフォームが表示される。


②デバッグ方法
1.表示されたフォーム(Form1)に、自作したコントロールを乗せる。
  自作したコントロールは、ツールボックスに表示されている。
  ※ ツールボックスに自作コントロールがない場合は、一度ビルドすればOK。
2.ビルドする。
3.あとはデバッグ用アプリを、好きにプログラムる。


●注意
 ビルドしたときに、ArgmentExceptionをスローする場合がある。
 この場合は、デバッグ用に作成したプロジェクトをスタートアッププロジェクトに設定すればOK。
 ※ 細かい理由は説明できない(勉強不足)。

○スタートアップ プロジェクトに設定方法
1.ソリューションエクスプローラで、デバッグ用に作成したプロジェクトにカーソルを当てて、右クリック。
2.メニューが表示されるので【スタートアップ プロジェクトに設定(A)】をクリックする。
3.ビルドしてみる。

2008年4月28日月曜日

[vb2005] -- 継承コントロールの作成_その1。(準備)


【目的】汎用的なコントロールの作成、利用。


01.『Windowsコントロールライブラリ』で新規作成する。
02.『UserControl1』が作成されるので、「コードを表示」する。
03.コードは以下のようになっている

Public Class UserControl1

End Class

04.下記のように継承コードを一文追加する。
  (下記はラベルコントロールの継承)

Public Class UserControl1
Inherits System.Windows.Forms.Label ' ← Inherits = 継承

End Class

05.すると、「System.Windows.Forms.Label」の下に警告の波線が表示される。
06.この一文にカーソルを当てると、赤丸感嘆符と以下のようなメッセージが表示される。

 「クラス 'UserControl1' に指定された基本クラス 'System.Windows.Forms.Label' は、
  その他の partial 型の 1 つである基本クラス 'System.Windows.Forms.UserControl' と
  異なることはできません。」

07.このエラーを解消するために、赤丸感嘆符にカーソルを当ててクリックする。
08.以下の選択肢がリンクで表示される。

 ・System.Windows.Forms.Label から継承するために UserControl1 を変更します。
 ・System.Windows.Forms.UserControl から継承するために UserControl を変更します。

09.「System.Windows.Forms.Label から継承するために UserControl1 を変更します。」をクリックする。
10.すると、エラー一覧に次のエラーが表示される。

説明    :'AutoScaleMode' は 'ソリューション名.UserControl1' のメンバではありません。
ファイル  :UserControl1.Designer.vb
行     :26
列     :9
プロジェクト:(プロジェクト名)

11.このエラーをダブルクリックする。
12.エラーの箇所がエディタに表示される。
  このエラーは『UserControl1.Designer.vb』にあるので、このファイルが開く。
13.すると、26行目の「Me.AutoScaleMode」の下に警告の波線が表示されている。
14.この一文をコメントアウト、もしくは削除する。
15.「UserControl1.Designer.vb」を保存して、閉じる。
16.これで準備完了。後は好きにプログラムる。


※ 「10」のエラーや「05」のエラーの理由。
   プロジェクト作成すると、最初は「System.Windows.Forms.UserControl」を
  継承して作成されており、自動生成されるデザイン定義ファイル「~.Designer.vb」
  も最初は「Inherits System.Windows.Forms.UserControl」と記載されている。
  併せて、System.Windows.Forms.UserControlのプロパティ設定が記載されている。
   今回のエラーは「~.Designer.vb」に記載されていたUserControlのプロパティである
  「Me.AutoScaleMode」が、「System.Windows.Forms.Label 」に互換しない
  (Label のプロパティでない)ために起こった。

   「~.Designer.vb」ファイルは、「「Inherits ・・・」の部分を修正してくれても、
  このプロパティのところは自動修正できないらしい。。。

2008年4月23日水曜日

[vb2005] -- MDBのテーブルから主キー情報を取得する。

    
Dim OleDbCn As New OleDbConnection() '○ OLEDBのクラスインスタンス
Dim SchemaTbl As DataTable ' 取得情報保持用データテーブル
    ' 接続先DB
Dim strDtSrc As String
strDtSrc = "PROVIDER=Microsoft.jet.OLEDB.4.0;" & _
"DATA SOURCE=./XXX.mdb;"
    ' 対象テーブル
Dim strTblName As String
strTblName = "TBL_SAKURA"
    Try
OleDbCn.ConnectionString = strDtSrc
OleDbCn.Open()
        SchemaTbl = OleDbCn.GetOleDbSchemaTbl( & _
OleDbSchemaGuid.Primary_Keys, _
New Object() { Nothing, Nothing, strTblName } )
        ' ItemArray は配列で全ての値を取得する。ので、
' この配列分 For文をループさせている
For i As Integer = 0 To SchemaTbl.Rows(0).ItemArray.Length - 1
' 全ての配列の値を、出力
Debug.WriteLine( SchemaTbl.Rows(0).Item(i).ToString() )
Next i
        ' 主キーが存在すれば、行を取得する ( Rows.Count は "1" 以上 ) 
If SchemaTbl.Rows.Count > 0 Then
'----Debug---------------------
Debug.WriteLine( "主キーを発見。" )
Debug.WriteLine( "項目名:" & SchemaTbl.Rows(0).Item(3).ToString() )
'------------------------------
Else
'----Debug---------------------
Debug.WriteLine( "主キーは見つかりません。" )
'------------------------------
End If

Catch ex As Exception
MessageBox.Show(ex.Message, "エラー:SchemaCheck")
Finally
'○ DB閉鎖
If OleDbCn.State = ConnectionState.Open Then
OleDbCn.Close()
End If
End Try

整理は後程。ひとまずメモる。